がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

学期末に向けてオオイソガシ

今学期は豪州学校制では第三学期に当たり、9月26日に終了する。その後四季の逆転している豪州では、2週間の「春休み」となる。だから、教師にとって今が一番忙しい日々、テストとその採点があるのだ。
既 成のテスト問題がないのでひとつひとつ全て手作り、それがわたしの担当する8年生から10年生まで各「読む」「書く」「聞く」「話す」に分かれている。つ まり、合計12枚の答案を作るわけだ。そして採点も、点数制ではなく「優秀」「極めて良」「良」「可または発達中」そして「未発達」という何にも出来ない 子につけなくてはならない点が最後にある。つまり点数で判断しないというOutcome-based(子供の能力の範囲内でどのくらいその能力を発揮でき たかという基準)の成績だ。これがまた教師にとってはとんでもなくめんどくさい。成績はそのカテゴリ以外に、全て文章で書かねばならないからだ。これが 215人分。ああ、考えただけで目が回る。しかしなんだかんだと言いながらも、センセイ業はまだ結構楽しい。

採点の合間を縫って、帰り道 の魚屋で買ってきたまぐろの赤身を軽く焼く。刺身とまでは行かないが、かなり新鮮な切り身なので、中まで火は通っているがマンナカには少々赤みが残るくら いに。ソースはマリネしてから焼くと焦げてしまうので、あとから上にちょんと乗せた。しょう油とみりん、酒、そしてショウガを混ぜてヒト煮立ちさせ、軽く 炒ったゴマを少々。シンプルだが、疲れたときにはこんな食事が美味しい。

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