お得な火曜日

豪州の他の地域でも同じなのかどうかはわからないが、パースは「お得な火曜日」のある店が多い。まずは映画館、16ドル(約1150円)の自由席チケットが半額である。そして、近くのピザ屋では全てのパスタとピザが10ドル(720円)均一。よく行くビデオショップでは、ニューリリースのビデオとDVDが一泊全て2ドル(144円)均一。普段は7ドルだからかなり安い。

わたしが時々行くスワン川沿いの眺めのよいレストランもそのひとつで、こじ開けたばかりの生牡蠣12個が半額の7ドル(約500円)になる。生牡蠣と魚に目がないわたしはかなりひんぱんに魚屋に通うが、そこでも1ダース11ドルはするのに、である。火曜日だけは、その場で開けたばかりの新鮮な牡蠣を、丁寧なサービスと対岸の眺め付きで楽しめるのだ。西豪州ペンバートンのSalitageシャルドネで、これをするりと喉に流し込むのは最高。 「どうして火曜日なのかなあ」と疑問を口に出してみた。「統計すると、たぶん火曜日が最も客の少ない日なんじゃないの」と、レモンをたっぷりと牡蠣にたらしながら友達が言う。「月曜日が休みって小売店やレストランはかなりあるし、その後の火曜日だとまだ週末にはほど遠い。だから火曜日にさんざ酒なんか飲んじゃって、次の日に頭痛くなっても困るしねえ。」 透明な黄金色の液体のはいったグラスをぐるぐる回しながら、友達はカラカラと笑う。彼女の勤める高校は、家から車で1時間半もかかる郊外にある。毎朝5時起きなのよ、とこぼしながらも、たまにこうした遅い午後のお酒とスナックが大好きなのだ。

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