コーラの味も変わってきた

特に「ダイスキ」と言うわけではないのだが、コカコーラは週に何回かは飲む炭酸飲料である。この国のひとびとはヨーロッパ大陸とは違い、食事時でもあまり 炭酸水を飲まない。もっぱら普通の水か、炭酸なしミネラルウォーターである。炭酸水は酒を割るときに使うくらいのようで、150mlなどという小さなビン 入りのものが多く、とてもがぶがぶとはいかない。わたしの長くいたスイスでは、ビン入り炭酸水も色々な種類があり、炭酸量「少」から「多」まで分かれてい たくらいである。だから「ミネラルウォーター」を頼むと、まず間違いなく「ぶくぶくしゅわしゅわ」とした水が出てくる。従って、オーストラリアで時々この 「ぶくぶくしゅわしゅわ」の喉越しが欲しくなると、わたしはコーラを買うのである。これだけは、どこの店にも販売機にもあるからだ。
砂糖の量だけ は制限しているので、ダイエットコークである。ところがこのところ、コカコーラも時代の波に押されてか、新製品を次々に発表している。最初に出たのは、レ モン味コーク。レモンの輪切りがちょこんとついてくるのは日本の喫茶店でもおなじみだが、これを味としてビンに入れてしまおう、というアイデアである。な かなか売れているようで、発売されて数ヶ月すると、ダイエットレモンコークも出た。
そして今度はこれ、バニラコークである。これもまたわたしの世 代にはナツカシイ、純喫茶の「コーラフロート」の味。覚えている方もいるだろうが、氷を沢山いれたグラスにコークをつぎ、そこにちょこんとバニラアイスク リームを添えたドリンクである。ストローとグラスの底にたまったアイスクリームもすくえる長いスプーンがついていたが、こういうものは今も日本にあるのだ ろうか。
とにかくこのバニラ味のコークはやはり子供たちには特に受けいれられたようで、もちろん今ではダイエットバニラコークもある。わたしが今 日買ったのもこれだが、問題はこの一人分として売り出されている「小さい」ペットボトルの量である。日本の缶コーラは確か300mlだと思うが、こちらは 350ml。そしてこの「小さい」ペットボトルともなると、なんと600mlである。ペットボトルいりの水とは違い、コーラは冷たいのが当たり前だから、 飲み残しの生ぬるいコーラはあまり美味しいものとはいえない。だからこちらのひとはこの量を一気に飲んでしまうようだ。イブクロの大きさの違いは、こんな ところにも現れる。

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