薄給に甘んじる?

このまま平行線の話し合いが続くようなら、どうも公立学校教師労働組合はストラ イキに突入しそうな勢いである。組合はここ10年以上も据え置きになっている教師の賃金アップを3年間で15%にまで持って行きたいのだが、西豪州教育省 では3%以上をがんとして認めようとしない。豪州の教師の地位が、他の専門職に比べてはるかに低いのは周知の事実である。1970年代には、そうした「専 門職」初任給の平均を100%とすると、教師の初任給は実に148%だった。しかしその後の据え置きのせいで、1990年代には平均よりはるかに下回る 83%にまで落ち込んでいる。最低4年の高等教育を受けた教師の平均給与は、6ヶ月の研修でなれる警官とさして変わらないのだ。だから教師の資格をとって も、その低賃金と公立高校の条件の悪さにより、3人のうち1人が1年以内に教職を離れる。
事態をここまでほうっておいた西豪州教育省にも責任はあ るが、この国において「教育」はどうもあまり関心をひかない話題であることも影響している。本当に教育に関心のある家庭は、子供を私立高校に送るのが当た り前なのだ。こうした国で、公立高の教育にあまり熱がはいらないのは英国と同じである。確かブレア首相も、公立高に通わせていると胸をはっていた息子に実 際は家庭教師をつけていることが発覚して、面目をつぶした。

写真は、わたしの教室でコンピュータを使った実験的授業中の子供たち。8年生(12歳)はちょうどコンピュータとともに育ってきた世代なので、ビジュアルな授業が大好きである。ゲームとアニメを通してひらがなを学ぶのは、退屈な丸暗記よりも効果的ではある。

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