アジアの勤勉はオーストラリアに

学校の昼休みに山のような雑用(またひどく多いんだな、これが)をこなしていたら、ふと面白いことに気がついた。

10年生(14歳から 15歳)の子の日本語クラスは昨日もここに書いたように、2つのコースに分かれている。ひとつはこのまま日本語を含む大学受験コースとしての集中「アカデ ミックコース」、そして残りは前期か後期の半年だけ学ぶ必修科目の「商業日本語コース」である。わたしは両方のコースを担当しているのだが、先週、全国公 開日本語テスト(もちろんアカデミックコース用)と日本語で書く簡単な履歴書(商業日本語コース用トピックス)で、どちらも学生の情報を書かせた。この情 報によると、アカデミックコースの約40%が英語以外の言葉を家庭で使っていることがわかり、総数では実に80%の生徒がアジア系である。これに反して、 いわゆる「必修嫌々商業日本語コース」のほうでは、わたしのクラスの28名全員が白人、英語以外の言葉を話すのは学校での挨拶程度の日本語だけである。い くらこの高校の生徒半数がアジア系であるといっても、この数字は少々異常だ。

英語を母国語としてオーストラリアへやって来た、イギリス、 スコットランド、アイルランドからの移民たちは、英語以外の言葉の重要性を感じない。しかし、アジアからの移民は、英語や他の外国語が子供たちの将来に必 要になるということを、痛いほど経験から感じている。親の教育への関心もかなり高い。日本語がアジアの言葉のひとつということにも、親近感があるのかもし れない。
いずれにせよ、優秀な子供たちといえば「アジア系」なのが、オーストラリアの定説になりつつある。人口割合では少数であるアジアの勤勉さ」が、白人優位が日常世界の裏でちらほら見え隠れするこのオーストラリアではまだまだ健在なのが興味深い。
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2階の階段真ん前から、書斎のわたしをじっと見つめるゆきちゃん。ご飯が欲しいときは、こうしてわたしからよく見える場所に陣取り、ときどき「ふいいん」と鳴いて自分の存在を知らせる。

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