がびのテラス - 軽妙にして辛辣、独断にして優雅に

週末の愉しみは、朝に始まる

三連休二日目。
わたしは夜更かしが大好きなので、丸三日間朝早く起きなくてよい、または好きな時間に昼寝ができるなんて言われると、もう嬉しくて寝てなんかいられない。読みたかった本をベッドに持ち込んでマブタを開けていられなくなるまで読んだり、DVDを2本続けて観ちゃったり、今回は友達のオサソイをすべて断って、「自宅を愉しむ連休」だ。

週末の愉しみは、しかし朝に始まる。だから、まずゆきちゃんに餌をやって珈琲をたて、マグカップを持ってパジャマのまま庭にでる。野鳥のさえずりを聞くためだ。
白黒模様のマグパイや緑と赤の鮮やかな野生インコが空を舞う。右隣のうちのオバアサンが鶏に餌をやるので、「こーこっこっこ」という静かな歓喜の声もする。その鶏の餌のオコボレを待ちながら、鳩たちも庭の境目の大きな木にとまっている。

わたしと一緒に庭に出てきたゆきちゃんは、しばし草を噛んでから池の水を飲む。毎日二回餌をやるたびに新鮮な水をボウルに入れるのに、めったなことではそれを飲まない。彼女が好きなのは、池の水なのだ。池の金魚を目で追うのも好きだが、それが「餌」にもなり得るとは知らないらしい。水を飲んだ後は、もちろんテツガク的瞑想にふけるのもいつものこと。

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