「寿司ド」というマカ不思議なドーナッツ

バンコクに戻ってから何日かぶらぶらと遊んでいる。実は、月曜日から始まる新学期までに「わたしの代わりに来てくれる教師のために」仕上げておかなければならない残り仕事があるのだが、どうもそんな気になれない。
過激に忙しい日々から長期休暇への狭間にいるので、何となく集中力が戻ったり戻らなかったり。

centralworld今日は久しぶりに街中のCentral Worldへ。
あの2009年死者まで出した「赤シャツ騒動」で付近一帯占領されて一角が炎上したCentral Worldだが、今回やっと全て修復工事が済み再オープンとなった。いや、大きい。とても全部回り切れないし、何しろどこに何があるのか皆目見当もつかないほどの巨大なショッピングセンターだ。

疲れ果てて、結局は馴染みのISETAN辺りでショッピング。
普段ファストフードはほとんど食べないわたしだが、これには「ぎょっ」として思わず1個買ってしまった。SUSHIDOだ。

sushidoたぶん関西で言われる「ミスド」と「寿司」をくっつけた造語なのだろうが、タイのMr.ドーナッツではこんな不気味な寿司の詰め合わせが買える。俵型のドーナッツの上に乗っているのはジャムやらクリームやらの「甘い」ネタ。

衝動買いしてしまったSUSHIDOを、家に帰ってひとつ試食してみた。甘い。人工的なバニラの香りが強すぎる。うーん、あまり美味しいものではないなというのがわたしの感想。しかし、こういう子供のおもちゃみたいなドーナッツは、たぶん他の国ではウケないのではないかねえ。

YouTubeでSUSHIDOのコマーシャルも見つけたので、最後に紹介しておく。

 

イースターの朝食:ホットクロスバン

イースター(復活祭)の金曜日は、イエス・キリストが十字架にかけられた日だ。

その金曜日には全てのパブが閉まり、レストランでは酒類を注文できない。つまり酒売買禁止の日でもある。それでも、もちろん自宅やパーティーで飲むことが禁止されているわけではないので、隣の家のように1日じゅうドンチャン騒ぎをしているウチもある。
加えて、小売店やショッピングセンターはどこも開いていない。いつもは日曜でも祝日でも開いている店がイースターは閉まる。おかげで木曜日のショッピングセンターは狂乱状態で、閉店間近には棚に何もなくなってしまう。

hotcrossbunところが開いている店もある。パン屋だ。なぜかというと、金曜日の朝に食べるホットクロスバン(Hot Cross Bun)を売るためである。イギリスから来た伝統で、シナモンなどのスパイスを混ぜた柔らかく甘いパンのことだ。表面には白く十字が描かれ、そのままでも温めてもいいが、必ずたっぷりとバターを塗って食べる。
普通は6個入りの袋で売られているためとてもじゃないけど食べきれないことが多いが、昨日金曜日の朝4つ入りの小さな袋を見つけたのでそれを買ってきた。

今日は土曜日なので店は開いているが、明日の「キリストが復活する日」と伝統的な振替休日である「イースターの月曜日」はこれまた休み。日本の正月と同じように、外出するよりは家で家族や友達と過ごすことの多い数日間だ。

マザー・グースの歌を思い出させてくれたひとがいるので、動画のリンクを追加。

懐かしい。日本ではこの歌で英語を習う子供も多いが、ホンモノのホットクロスバンを見た子は少ないだろうな。

 

コアラのマーチ…もどきはダメだ

アジア系食品、つまり納豆だの煎餅だの醤油だのワサビだのを買うときには必ずベトナム系の比較的大きな食品店に行く。中国野菜や冷凍食品なども種類が多いので、1週間に1度のまとめ買いをするときには必ず寄る店だ。普段の日も開いているが、何しろ5時なんて早い時間に閉まってしまうので学校の帰りなんて間に合うわけもない。

日曜日には切らしていためんつゆと納豆を買いに行ったが、お菓子の棚を眺めていたらどこか懐かしい形のお菓子の箱がある。閉店間近で急いでいたので取りあえずバスケットに放り込んでしまったが、どうも何か変だ。
ちなみにこちらが本物のコアラのマーチ。

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で、わたしが買ってきたのはコチラ。

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「子供の楽園に接吻する」などというマカ不思議な呪文が書いてある。

さっそく箱を開けてみようと切り取り線のあるところを引っ張ってみると…開かない。開かないどころか、ボロボロちぎれるだけで、切り取り線の役目を全く果たしていない。なんだよ、これ。

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 どうやっても開かない。ちぎってもちぎってもダメだ。なんでこんなに難しいんだ。

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結局忍耐もここまでで、箱の蓋を破って開けたら、小さな包みが5つほど。ここまではよかったが、中身を見たらちょいとヒドイ。

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だって、まともな絵になっているものがひとつもない。消えかけていたり、横っちょにあったり。何の絵だかわからないものもある。箱に描いてあるビスケットの絵とは似ても似つかない。

味は…ヒドイ。何がどう悪いのか不明だが、とんでもなく不味い。一体どんな材料を使ったら、これだけ不味いビスケットを作れるのか不思議なくらいだ。この箱には約200円ほど払ったが、どう考えても値段に見合う味ではない。箱を裏返してみたら中国製だった。

コアラのマーチには実は正規の中国製もある。が、これはどう見ても形だけ真似した明らかな偽物だ。こういうものを輸入して売っちゃっていいものなのかなあ。

好奇心に負けて無駄なモノを買ってしまったが、「子供の楽園に接吻する」ってどういう意味なんだろう。かなり気になる。