エスプレッソマルティーニで「禁断のコーヒーゼリー」を作る

近くのパブでは、日曜日のみエスプレッソマルティーニが10ドル(約850円)になる。次の日には仕事が待っているひとが多い日曜日、客が少なくなるのを見越して投入するイベントだ。

エスプレッソマルティーニというのは、かなり最近発明されたカクテルで、エスプレッソ珈琲1:ウォッカ1:カルーア1という割合のカクテルだ。好みでシロップを足すこともある。

わたしも大好きで、日曜日の夕方にはこれを楽しみに、時々友達とパブに足を運ぶ。ただし、カフェインのせいで眠れなくなるので5時前には家に帰ることにしている。

さて、昨日の晩。
ネットで日本のコーヒーゼリーの画像を見て懐かしんでいたが、もしかしてこれをエスプレッソマルティーニで作ったっていいのではないかという「悪魔のささやき」がアタマに浮かんだ。同じレシピにゼラチンを足せばいいだけのこと。

マルティーニグラスに注ぎ、冷蔵庫で冷やしておいた「エスプレッソマルティーニゼリー」に生クリームを注いだみたら…。

いやー、やっぱり美味しい。なんだかパブで飲むエスプレッソマルティーニより強いような気がするのは、わたしのウォッカの量がちょっと多すぎたからかもしれない。しかし、こんな強い酒と強いカフェインのゼリーをつくってしまって、わたしは今晩眠れるのだろうか。

ついでにおつまみで出したのは、もちろん水曜日の胃カメラのあとに道端で買ったトマト。新鮮なトマトを切ってちょいと塩コショウし、ヴァージンオリーブオイルをちょんちょんと振りかけて、バジルの葉を落とした。青いうちに摘んでしまう八百屋のトマトと違い、なんとも肉厚でトマトの香りが刺激的だ。

 

お昼が友達との外のランチだったので、晩ゴハンはもうこのままおつまみだけで十分。「禁断のコーヒーゼリー」を白ワインに切り替えて、今晩はちょっと読書を楽しむつもり。

金曜日のおつまみ:イチジクとブルーチーズの生ハム巻き

水曜日に買ったイチジクがまだあることを思い出した。
まだブルーチーズも冷蔵庫にあることを思い出した。

ないのは生ハムだけだ。通り道のスーパーで「取りあえずの生ハム」を買ったら、何と小さいこと。3−5cmぐらい長さしかない。生ハムのコマ切れだ。イタリアン食品店でスライスしてもらう生ハムは、ゆうに15cmはある。これじゃ巻けないよ…。

それでもイチジクに十文字の切れ目を入れて、そこにブルーチーズを押し込み、その「取りあえずの生ハム」を貼り付けてみた。なんと見た目の悪いことよ。まるでパッチワークだ。

これを200度のオーブンで10分。出てきたら…おお、至福の味。見た目の悪さなんか関係ないのさ。この味にはかなわないのだから。ひとくちほおばったら、もう「パッチワーク」なんか目に入らない。どれだけトロリとブルーチーズがはみ出し、どれだけそれがねっとりとイチジクにからみつき、どれだけ生ハムと相性がいいか想像してみてほしい。

ワインはコチラ、ニュージーランド・マルボロー産のGIESEN、ソーヴィニヨン・ブラン。すっきりとしていて、後味のいい白ワインだ。後ろになぜかすーちゃんのアタマが見えているが、気にしない、気にしない。

今晩はこれをちびちびとやりながら、Netflixでも観るつもり。こうやって独りで飲む酒も悪くない。

砂肝のピリピリみそ和え

わたしは砂肝が大好きだ。
たぶんあの食感がコリコリと刺激的だからだろうと思うが、とにかくどこに住んでいても必ず探し出して食してきた。フランスでもスイスでもタイでも、そしてオーストラリアでも。

このブログでも何度も登場してはいるが、一応味だけは変えながら楽しんでいる。

まあ、タイ以外はどこでもそうだったが、砂肝は「臓物」であるから「ニンゲンの食べるものではない」と考えるひとは多い。それでも、オーストラリアのスーパーにも砂肝はある。時々だが。肉売り場の隅っこで「犬猫用の残り肉パック」や「鶏の首だの骨だのが山盛りのスープ用パック」と一緒に売られている。全く失礼千万なのである。
そして、もちろん日本で売られている砂肝のようにきれいに処理してあるわけではない。なんだかわからないヒラヒラもくっついているし、ゴミも残っている。そんな砂肝だが、もちろん安い。500gのパックで200円ぐらいか。

久しぶりに買ってきたが、すぐに調理できるようなシロモノではなく、まずはゴミを取り除き、冷水で洗い、いらない部分を切り取り、スジを除き、薄切りにし…という作業を実に40分。いつもは15分しか料理にかけないわたしとしては、とんでもなく長い時間だ。それでも食いしん坊はじっと我慢、Jamie Cullumなんぞを聴きながら、リズムにのりすぎて自分の指を切らないように黙々と下処理をする。

下処理が半分ぐらい済んだら、湯を沸かしネギの青いところを手でちぎって入れ、生姜を薄切りにして浮かべ、酒をどぼんと加えておく。いつもは炒めることが多いが、こうしてゆでると臭みもなく、炒めるよりほんの少し歯ごたえが柔らかいような気がする。

下処理が終わると砂肝の量は1キロから700グラムぐらいにまで減っている。こんな具合に。それをグラグラと煮立つ湯に放り込み5分。その間に出汁で味噌を伸ばし、酒を加え、唐辛子とネギを刻み、砂肝をほうりこんでざっと混ぜてオシマイ。

ぴりりと辛くて、酒のつまみとしては最高である。「大仕事」もしたことだし、まだ週のど真ん中ではあるけれどちょっと一杯だけ。